最近、当サイトでは直接コミュニケーションをとれる方々以外が作ったコンテンツを利用させていただく機会が増えています。問題や疑問が生じた場合にスムーズな解決を行うため、どういうつもりで利用しているかを示しておきたいと思います。何かご意見があればいつでもご連絡ください。

権利者がガイドラインを出している著作物

ガイドラインに沿った利用を心がけています。権利者がどういう考えで著作物を扱っているかが明確にわかるのでガイドラインを出してくださることをありがたく思っています。

他者作曲の楽曲

著作権保護期間終了などでパブリックドメインとされているものはありがたく自由に使わせていただいております。著作権保護期間にある楽曲はJASRAC経由で利用許諾を頂いている作品もあり、毎年使用料を納めています。動画投稿サイト等が締結している包括契約も利用しています。

著作者人格権は原則死亡時に消滅すると考えているため、故人の曲は特に断りなく編曲させていただいています。著作権法第60条を考慮し、自己の判断ながら権利を侵害しない範囲での編曲を心がけているつもりです。作者ご存命の場合には出版社経由で編曲許諾を頂いている楽曲が多いです。(最早この記事のテーマに反して直接コミュニケーションをとっているに近い気がします)

ストック写真

基本的には販売元を信頼して使用しています。得に著名な建造物など撮影許可が難しい個人所有物が含まれる写真が必要な場合、stock.adobe.comを利用しています。宣伝をするわけではないですがAdobe Stockは安心して使えることを謳っていて、必要に応じてプロパティリリースの提出がないと審査が通らないとされています。また、第三者からの権利侵害の申し立てがあった場合、素材1点当たり10,000米ドルまでの損失補償が提供されています。ここまでしているならということでAdobeを信じる立場をとっています。ということで現状、権利者に迷惑をかけることは避けられていると考えています。
参考: Adobe Stockイントロダクションガイド の「商用利用でも安心して使える」あたり。

機械学習を利用したジェネレーティブ画像

いわゆるAI生成画像については、法律上の観点と社会通念上の観点の2つに分けて考えています。

法律上の観点では学習側と出力側に分けて整理しています。学習側については、日本の著作権法の第三十条の四に基づいて合法であると認識しています。また、学習結果は人間に知覚できないパラメータ群であって、出力側ではじめて画像として合成されると私は信じているため出力側も条件付きで問題ないと認識しています。著作権侵害を成立させるためには依拠性が必要ですが依拠性が確認できるケースはそれなりに少ないように思います。技術が世に出てある程度の時間が経ちますが、あまり依拠性を指摘したうえでの批判や訴訟は見かけないというのがそう思う根拠の一つです。
逆に依拠性が明らかな場合、たとえば特定の意匠を含む画像が生成がされるのは問題だと思っており、議論が発生していなくてもそういうものが出力されているものはそこそこ見かけます。この場合には著作権侵害も成り立つと考えているし実際の訴訟も稀に見かけます。ということで、生成結果には注意を払って扱うことにしています。法令は遵守します。
著作権法の第三十条の四に関する参考: 著作権法の一部を改正する法律(平成30年法律第30号)について

社会通念上の問題については特別な努力が不要で生成できる点が、従来イラストレーターが努力してきたことと比較して不公平に感じられることがあります。特に人々のイラストが元になって画像が生成されるにも関わらず、作者たちが尊敬もされず報われないように思えて居たたまれない気持ちになります。一方で、大規模言語モデルにおいても同様の問題が存在しているにもかかわらず、問題視されることが少ないように思います。文章を書くことも苦労がありますが軽視されて広く使われていると感じます。このような状況からすると社会通念に対してクリーンな立場を貫くと自分が他者よりも不利な立場になってしまうという焦りの気持ちもあり、ある程度のバランスをとりほどほどに利用しようという今のところです。

現在迷いがありながらの利用であり、今後の動向によっては利用方法を変更することを検討しています。また、無駄な議論を避けるために使用するモデルについては今後明示しない方針を取ろうとも思います。

かける様に対するアンチが制作した画像など

伝統的にアンチの生産物はかける様派閥に利用されてしまうという定めにあることで!特に利用許可はとっていないしとらないです!残念でしたね(かける様風味)。苦情があればさっさと復帰してください。また私とお話しようね。

ほか例外

活動における他者著作物の利用方針

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